ホロカトマム山林周囲の土地の使用状況・所有者・自然保護状況

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ホロカトマム山林自然保護区 (地図上ピンクの部分) は占冠村の村有林で囲まれています (ベージュ色と紫色)。その周囲は国有林です(緑色)。

保護区に接している部分の村有地は天然林です(茶色)。この領域は川の水際の両岸、美しい自然の渓畔林です。この領域は自然保護には欠かせない景観要素であるとともに、かけがえのない多様な動植物の生息地です。 

占冠村はこの他にも大変大きな面積の植林地を持っています。植林は主に北東の丘に施行されており(紫色) 、これは村有林全体2,000ヘクタールのほんの一部です。 

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村は確かに過去に企業や個人に村有地を売ってきています。そのため私たちも2010年の4月に村役員と話し合いの機会を設け、村有地の一部を購入したいと申し込みしました。その土地は約2.5ヘクタールの大きさで、 ホロカトマム山林丸山の西側、 国有林の間の小さなふたつの土地になります(左の地図①と②). 

私たちがこのふたつの土地を保護区に含めたいと考えたのは、まず人の手が入っていない天然林であったこと、そして類い希な美しい林であることに加えて、緑の回廊として動物が安全に保護区から国有林に移動できること、そして、保護区の訪問者達に、より確実で安全なアクセスを確保することができると考えたたからでした。

さらに、別な村有地の購入申込書を提出しました。これはホロカトマム山林の南側の土地です (地図③ 参照:河畔林の伐採と植林)。

しかしながら、2010年7月、占冠村役場は私たちの申込に対して、土地は売れないという返答をしてきました。理由は「村有林の新たな事業展開の検討中のため」 ということでした。渓畔林や天然林を保護していくため、引き続き、村との話し合いを重ねていきたいと考えております。

MMH/SCH, 22 October 2012


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